当園では、新型コロナウイルス対策として様々な取り組みを行っていますが、設備面での対策をご紹介します。
すべてコロナウイルスの流行以前に導入したものではありますが、コロナウイルス対策としても活躍しています。
①最新の換気システム
新築時にダイキン工業のDESICA(デシカ)を導入しています。
部屋の換気に加え、加湿・除湿などの調湿機能があり、快適な湿度を保ってくれます。特に湿気の多い時期にはその効果が体感できます。
保育室内に吸気口と排気口があり、運転中は室内の空気と調湿された新鮮な外気を常に入れ替えています。
全ての保育室とホールに設置されています。
②電解水生成装置
次亜塩素酸水を作ることができます。
保育園において、一般的に除菌など衛生管理に使われているのは、次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックスなど)ですが、これらは適正な希釈が必要だったり、手荒れや漂白、強い塩素臭など扱いに注意が必要です。
次亜塩素酸水は、水と塩から生成されているので臭いも無く、肌に直接触れたり、誤って口に入れてしまっても大丈夫です。除菌効果は次亜塩素酸ナトリウムよりも即効性がありほとんどの菌を除菌できるとの事です。
ぞうきんを絞って玩具や遊具、テーブルの消毒をしたり、上の写真のようなスプレーボトルに入れて空間に散布し空間除菌をすることもできます。
当園でも、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス)は用途によって使い分けています。
—6/1追記—
テレビやネット等の報道によると、新型コロナウイルスへの消毒目的として利用されている「次亜塩素酸水」については、現時点において「新型コロナウイルスへの有効性は判断できない」とされています。しかし、インフルエンザやノロウイルスには有効とされていますので、当園においても、これまでどおり通常の消毒は行っていきます。また噴霧での使用については、その安全性が証明されるまでは空間除菌等での使用は控えていきます。
③イオンクラスター発生機
大量のイオンクラスターを発生、充満させることで、空気中の細菌やウイルス、悪臭成分を吸着して、分解・除去することができます。
全ての保育室、ホールで24時間空間除菌をしています。