「すみれ保育園の土台作り」
伊興すみれ保育園は、足立区では第1号となる、公立保育園を民営化した保育園です。保護者からの信頼を1日も早く得られるように、とにかく職員が一丸となってみんなで力を合わせて努力していくしかないという思いがみんな同じだったんですね。その意識が凄くあったのが初年度で、何か困ったことがあったりっていうお話をいただいた時には、みんなで相談をしあって、どういうふうにしたらより子どもたちにとって、保護者にとって良い方向に行けるだろうかということをたくさん話し合いをしたり、協力しあって一生懸命やってきました。もちろん園長先生、主任をはじめ、さらにそこから職員も全員で話し合いながら助け合ってやってきた園なんですね。
その土台があるから、そこからその後もずっと基本は何か困ったことがあった、つらいことがあったって何でもそうですけど、ちょっと職員が困ってるとか、ちょっと職員が体調崩してこのクラス苦しくなっているとか、そういうことがある度に、ここはこうして行こうとか、今日ここのヘルプをお願いしますなど、主任を中心に、みんなで一生懸命支え合って行くっていうのが根本にあったと思います。
「引き継がれ続ける保育士同士の支え合い」
民営化からかれこれ10年以上たって、でもやっぱりその伝統はずっと引き継がれているんじゃないかなっていうふうには自分たちでも自負している部分はありますかね。女性の職場なので、毎年どうしても寿退社とか、お引越しとか、いろんな理由でやめていく職員がいるんですけども、みんなほんとに最後に「やめたくない」って、まだここの先生たちと、みんなと一緒に働きたいけれど、やむを得ず家庭の事情でとか、本気の涙で去っていく人たちばかりで・・・。でも、そういうふうに思ってくれるっていうことは、それだけ愛される保育園で、園長先生、主任の人柄もあるとは思うんですけれども、保育園が働いてる職員にも愛されているんだなと、そういう涙を見る度に実感します。